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よいではまいか

日日と感覚と琵琶が

閉幕式

よしなしごと
コートをしまえない。
けれども半袖は着る。

半袖を着るのは長袖を着たくないからである。長袖が不快になりつつあるからである。
長袖よりも半袖を着たほうが気分よく暮らせることを皮膚経験的に知っている。
着るとよい、という前のめりの気持ちで着る。

コートは過ぎ去った出来事である。
時間と自然現象がもはや通り過ぎてしまったということの残骸である。
部屋で凝り固まる過去である。重くて億劫。

先から向かいくる季節は勝手にはじまってしまう。暑い寒い乾いた湿った、そうした刺激により知らしめられる。
一つ手前の季節を閉じないうちにも。

終わった季節は意図的に閉じなければ、どんどん部屋に堆積してしまう。

ガスストーブも掃除しなきゃ。




もりや
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